基礎代謝テストで分かる ~ 基礎代謝の高い人・低い人
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基礎代謝(BM)とは『じっと横たわっているだけでも消費される最小のエネルギー』です。呼吸をする、心臓を動かす、体温を保つ、など様々な生命活動の為に常に使っているエネルギーで『生きていくために最低限必要なエネルギー』です。
基礎代謝状態でのエネルギー消費が最も多いのが筋肉です。これは筋肉が脂肪を除いた体組織の中で約40%を占めている為です。
また、基礎代謝は成長するにつれて高くなり、16~18歳前後をピークにその後は徐々に減少し、個人差はありますが、一般に40歳を過ぎると急激な下降線を辿ります。
また、女性は男性に比べ基礎代謝が低い傾向にあります。これは女性には妊娠・出産という大切な役目があるため、男性よりも多くの体脂肪を蓄えており、筋肉量が少ないことが原因です。
基礎代謝テスト
筋肉量が多く、基礎代謝が高い人ほど太りにくい傾向にあります。以下の項目に7つ以上当てはまる人は基礎代謝が低いといえます。
- 体温が35.9度以下である
- 月経不順である、生理痛がひどい
- 手足が冷える(冷え性)、ほてる
- 疲れやすく翌朝まで疲労が残る
- あまり汗をかかない
- 少し食べただけですぐ太る
- 頭痛、肩こり、腰痛がある
- 普段体を動かすことが少ない
- 顔色が悪い、肌も荒れやすい
- 血圧が低い
- むくみやすい
基礎代謝×生活活動強度指数 = 総消費エネルギー量
同じ年齢、性別であっても基礎代謝が高くて生活活動強度指数が高いほど、必要なエネルギー量も上昇します。そして基礎代謝を高めるとリバウンドもなく健康的に痩せられます。
食事制限のみのダイエットを行うと筋肉量が減り、基礎代謝が低くなった結果、体菫がなかなか減らない「停滞期」になり、この時期に挫折して反動で過剰なエネルギーを摂取すると以前より更に体脂肪を増やしてしまう結果に陥ります。これをリバウンドといいます。