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ラメラ構造~細胞間脂質の層状構造をカンタンに説明!

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肌についてのキーワードで「ラメラ構造」という言葉を見聞きしたことはあるものの、それが何なのかはイマイチよく分からない、という人も多いでしょう。

まずはそれについてご説明しましょう。

ラメラ構造とは

ラメラ構造とは、「角質層内で、角層細胞を埋めるように存在している『細胞間脂質』の層状構造」のことです。

と、これだけ聞いてもまるでピンと来ないと思いますので、分かりやすいイメージに置き換えてみましょう。

まず「角質層内に、レンガでできた壁のようなものがある」とイメージして下さい。「レンガ=角層細胞」「レンガ同士をつなぐセメント剤=細胞間脂質」といった感じです。

もちろん言うまでもありませんが、角層細胞はレンガよりもずっと薄いもので、実際のラメラ構造は「薄い角層が何層もミルフィーユ状に重なっていて、その角質細胞のすき間を細胞間脂質が埋めている」という感じになります。

そして、角層細胞のすき間を埋める細胞間脂質自体も、水分と油分が規則正しく交互に、何層ものミルフィーユ状となって重なりあっているのです。この細胞間脂質の、水分と油分の交互に重なる層こそが「ラメラ構造」と言われるものなんですよ。

そして理想的なラメラ構造のイメージは「セメント土と水分のバランスがちょうどいい、強度の高いセメント」のようなものなのです。

ラメラ構造の役割

では、このラメラ構造とは、いったい何のために存在しているのでしょうか?

その答えは「保湿および、外部刺激から真皮層を守る役割を果たすため」です。

肌の保湿というのは、油分だけでは決して実現できません。油分だけでは、単にベタついてしまうだけですからね。

保湿のためには、「肌の中に水分をきちんと蓄える」ということが大切なんですよ。理想的なラメラ構造が形成され、油分と水分がきちんとミルフィーユ状になっていれば、肌からの水分蒸発が防止され、角質層内に水分がバランスよく保たれてうるおいに満ちた肌になる、というわけなのです。

また、「外部刺激から肌を守るのは角質」ということはよく知られていますが、実は、角質「だけ」では外部刺激から肌を守ることはできません。なぜなら、角質には必ずすき間がありますから、そのすき間から外部刺激が入ってしまうんですよ。

ですから、ラメラ構造がきちんとなされた細胞間脂質が、しっかりと角質のすき間を埋めているかどうかによって「外部刺激をどこまでブロックできるか」という点も、大きく左右されるというわけなのです。

 

しわ・たるみ ラメラ構造

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